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読書記録:『社員がやる気をなくす瞬間 間違いだらけの職場づくり』


吾輩はポンコツである。

 

今回もまた「4月に読んだ本」の読書記録である。

 

それでは早速、記録を残していこう。

 

今回は読んだ本はこちら👇

 

部下やチームメンバーがやる気をなくさず、高いパフォーマンスを出すために、
リーダーはなにをしたらいいか? 組織としてなにができるのか?
職場はどのようになったら良いのか?

10万人以上の方から話をきき、かつ700を超える職場で、
1万を超える働く人のキャリアコーチングを通して導き出された方法論を大公開!

入社したときはやる気がみなぎっていた人が、
あることを機に、やる気をなくしていく。

そのきっかけは、リーダーや周りの些細な言動によって
もたらされることがほとんどです。
そして、
自らも、そのきっかけになっているということに、
多くの人たちは気づいていません。

<中略>

ここで、1つの質問をしたいと思います。
これは、あなたがリーダーとして
部下の「やる気を削いでいないか」を計る質問です。

(質問)
あなたは部下の、
人生、キャリアに、どの様にかかわってきたか、
自信をもって答えられますか?
(建前ではなく、本音のキャリアです)


この質問に自信を持って回答できなかった場合、
あなたと部下の関係性は、50%の確率で、
良好とはいえません。

Amazonの商品説明欄より一部引用)

 

昨今では「終身雇用」という雇用スタイルを維持できなくなってきた企業が増えてきており、巷では「終身雇用の崩壊」という言葉を聞くことが多くなってきた。

 

終身雇用で逃げ切れる世代と、そうでない世代が混ざり合っているのが現在の日本企業の大半だろう。

 

そんな中、昔ながらの「会社(職場)=働く場所」という考え方から抜け出せない企業は、人材難に陥ってしまうことが容易に予想できるし、実際に若手社員が定着せずに、企業内で高齢化が進んでしまっている会社は多いのではないだろうか。

 

定着しない若手を「根性がない」なんて言っている会社はとても危険だ。

 

本書では「会社(職場)=働く場所」という考え方から、

「会社(職場)=仕事を通じてキャリア成長する場所」

という、時代の変化とともに企業の役割や在り方が大きく変わっていることを教えてくれる。

 

特にこの考え方は“終身雇用を前提としていない世代”からするともう普通の考え方になっている。

 

若手社員は、「この会社にいて自分の市場価値を下げてしまわないか?」「なんのスキルも身に付かず、ただ歳をとって転職すらできなくなるのでは?」というキャリア不安を抱えて離職するケースが増えている。

 

人材難に悩む多くの会社はそれに気づいておらず「ゴチャゴチャ言うな!言われたことだけやれ!」という「会社優位」の考え方から抜け出せていない。

 

本書ではそういった凝り固まった昔ながらの「会社優位」の考え方に“ガツん”と思い一撃を与える一冊である。

 

「若手が定着しない」「社員のモチベーションが上がらない」と悩んでいる会社の経営者やマネジメント層には必読の書と言えるだろう。

 

また、働いていて「やる気が出ない」と感じる社員にとっては、本書を読むことでその原因の所在をはっきりとさせることができるかもしれない。

そうすることで今後の対処法を考えることができるようになるので、会社で働くことに悩みを感じているあらゆる層の人におすすめの一冊である。