吾輩はポンコツである。
小学四年生の長男と行っている「早朝ランニング」の今月の目標を達成した。
(毎月50キロ以上を目標にしている)
長男は2月に学校の「持久走記録会」と、東広島で小学生が参加できる駅伝にも出場するということで、今月はいつにも増してモチベーションが高かったようだ。
風邪をひいて若干走れない日もあったものの、我が子ながら毎日よく継続して頑張っているなと思う。
- 人間は基本的に“怠けもの”である
- “新しいこと”や“いいな”と思ったことでも、実際に「行動にうつす人」は100人中10人
- さらにその10人の中で、「継続できる人」は1人程度
- 始めるのは大変だが、習慣化してしまえば“歯磨き”をするかのごとく実行できるようになる
- 習慣化するためには、まず2週間〜3週間、頑張って続ける
- 休みは連続で2日まで。3日以上休むと継続が厳しくなる
- しんどいとき、気分が乗らないときは「思い切って休む」or「短い距離を楽に走る」
このような、自分が本で得た知識などをさも「自分が言った言葉」かのように惜しげもなく息子に投げかけ続けた結果、息子は見事にこの考えをインストールしたようだ。
しかも息子は“乗せられやすい”性格なので、
「お父さんは子どものころ、朝早く起きてランニングなんてしてなかったわ〜。」
とか
「この寒い中、ランニングを継続できるなんて、マジで尊敬するわ〜。」
などと、こちらの本音をちゃんと声に出して伝えてやると、素直に
「えへへ。本当ぉ?」
と喜んでくれるところが可愛い。
長男は「走ることが好き」と昔から公言しており、小学校に入学したての頃に
「休憩時間は何して遊びよるん?」
と聞いたら
「1人でグランドを何周も走りよるんよ」
と聞いたときは「こいつ友達おらんのんか?」と大いに不安を感じたものだが、今では数人の友達が一緒に走ってくれたりもするようだ。
「走ることが好き」ではあるが、けして「速くはない」ところも彼の面白いところで、毎年持久走の前には必ず
「今年は何位が目標ですか?」
とインタビューするのだが、彼は元気に
「もちろん1位です!」
と答えてくれる。
初めの頃は
「お!こいつ足速いんか?」
と思っていたが、毎年だいたい10位前後の中途半端な順位でゴールするのである。
しかも、その時にいかにも「やり切った」顔をしているところがもう最高に自分のツボなのである。
だいたい自分が子どもの頃に持久走の目標順位を聞かれたときは
「まぁ、5位とか6位ぐらいかな」
なんて、無難な回答をしていたと思うが、長男にはそのような打算的な考えがないところが清々しくて気持ちが良い。
去年の夏の終わりごろから早朝ランニングを開始し、着実に体力と自信がついてきた長男に今年の目標順位を聞いてみた。
「もちろん1位でしょ!」
と応える彼の瞳は、今年もとても澄んでいる。
今日はここまで。