ポンコツですけどなにか?

ポンコツのポンコツによるポンコツのためのブログ♪

4月の読書記録:7冊


我輩はポンコツである。

 

4月は7冊の本を読むことができた。

 

読んだ本自体は多くないが、本屋大賞になった『成瀬は天下を取りにいく』を読んだり、バッタ研究者の本を読んだりと、いつも通りバリエーションに富んだ読書ができて満足している。

 

今回も読書記録として読んだ本のアフィリエイトリンクを記録しておくので、気になる本があったら是非ポチってみてほしい📕

 

それでは早速4月に読んだ本を振り返っていこう👌

 

 

1冊目:『身代わり忠臣蔵

【ひとこと感想】

気楽に楽しめる本。

感想は以前書いたこちらの記事を見てね👇

marugari-man.hatenablog.com

 

2冊目:『ブラジャーで天下をとった男 ワコール創業者 塚本幸一

【ひとこと感想】

戦争経験者の「何としてもやり抜く力」に圧倒される一冊。

こちらも以前感想を書いたので見てね👇

marugari-man.hatenablog.com

 

3冊目:『本当にきついお坊さんの修行日記 』

【ひとこと感想】

いつかお坊さんになる日?に備えて読んでみた一冊。

お坊さんになるための修行の様子や、お坊さんとしてバイトを行う様子など、著者の実体験を通して知ることができてなかなか面白かった。

 

 

4冊目:『社員がやる気をなくす瞬間 間違いだらけの職場づくり』

【ひとこと感想】

会社は「働く場所」ではなく「仕事を通じてキャリア成長する場所」であり、この認識になっていない企業や従業員目線の対応をとっていない企業は、これからどんどん人材難になっていくことがわかる。

あらゆる会社員が読むべき一冊。

こちらも以前感想を書いたので見てね👇

marugari-man.hatenablog.com

 

5冊目:『成瀬は天下を取りにいく』

【ひとこと感想】

2024年の本屋大賞を受賞し、本好きの知り合いから「主人公がポンコツ君みたいだった」と言われたので読んでみた一冊。

主人公の「成瀬さん」ほどぶっ飛んではいないが、随所に自分との共通点が見つかり、そういった意味でも想像以上に楽しめた。
(物語の中で主人公は「M-1グランプリ」に出場して予選落ちしたストーリーがあるが、自分も過去に「M-1グランプリ」に出場し、中国地方の予選を突破したことがあることをこの場を借りて自慢させて欲しい。)

自分以外の人にも、それぞれ小さな「成瀬さん」が住んでいるのではないだろうか?

人の目を全く気にしないまっすぐな生き様で、不思議と応援したくなる「成瀬さん」だが、すでに続編も出ているらしいのでこちらもいつか読んでみようと思う。

 

 

6冊目:『消滅世界』

【ひとこと感想】

読書好きのママ友からおすすめされて読んだ一冊。

世界大戦をきっかけに、人工授精が飛躍的に発達した、もう一つの日本(パラレルワールド)。人は皆、人工授精で子供を産むようになり、生殖と快楽が分離した世界では、夫婦間のセックスは〈近親相姦〉とタブー視され、恋や快楽の対象は、恋人やキャラになる。
そんな世界で父と母の〈交尾〉で生まれた主人公・雨音。彼女は朔と結婚し、母親とは違う、セックスのない清潔で無菌な家族をつくったはずだった。だがあることをきっかけに、朔とともに、千葉にある実験都市・楽園(エデン)に移住する。そこでは男性も人工子宮によって妊娠ができる、〈家族〉によらない新たな繁殖システムが試みられていた……日本の未来を予言する衝撃の著者最高傑作。
Amazonの商品説明欄より引用)

コンビニ人間』で芥川賞を受賞した村田沙耶香さんによる作品で、こちらの作品も独特の世界観にどっぷりと浸れて興味深く読めた。

本書では、セックス=「不浄」かつ「面倒くさく、非効率な行為」という世界観で描かれている。

人工的な妊娠・出産の技術が進歩したり、バーチャル空間やVRでの性の消費が普及していくことで、実際に人間同士でセックスをすることを非効率だと感じる人もすでに一定数出てきているのかもしれない。

草食系男子たちの行き着く先が描かれた、“国民皆草食性世界”といった感じだ。

夫婦でのセックスが近親相姦になるという世界観は面白いが、実際にそうなったら「夫婦」という形(システム)もなくなっていくのだろう。

ちなみに自分が初めてセックスという言葉や行為を知ったのが小学4年生くらいだったと思うが、当時は「病院で行うもの」だと思っていた。

病院で「はい、次のご夫婦さん、どうぞ〜。」てな感じで、淡々と行われるイメージだ。

「出産を病院で行うのなら、性交も病院で行うのだろう」と考えるのは割と自然なことのように思えるのだが、周りの友達からはよく笑われていたことを思い出しながら読んだ。

 

 

7冊目:『バッタを倒しにアフリカへ』

【ひとこと感想】

バッタの研究者がアフリカ(モーリタニア)でバッタ被害を食い止めるための研究を行った体験が綴られた一冊。

表向きは「バッタ被害を食い止めるため」ではあるが、著者は昔からバッタが好きで、子どもの頃記事で読んだ「バッタの大群に女性が襲われ、緑色の服が食べられた」という事件に憧れ、「自分もバッタに包まれて服を食べられたい」という夢を叶えに行くのが裏の目的があることからも、著者のユニークさが溢れ出ている。

また、ユニークな内容だけでなく、自然を相手にする研究の難しさや、研究者として食べていくことの難しさなどについても知ることができるし、アフリカの人々の暮らしや性格などについても書かれているので、異文化を知るという意味でも興味深く読むことができた。

想いや理想を強く持ち、行動することで夢を実現していく著者の姿から、勇気をもらえる一冊。

 

 

 

今日はここまで。