吾輩はポンコツである。
とか言っているくせに、『吾輩は猫である』をまだ読んだことが無かった。
今度読んでみよう。
さて、先日、長男(小学4年生)が駅伝に初挑戦するということになり、家族で応援に行った。
歳をとって涙腺もポンコツになってきており、案の定息子が懸命に走っている姿を見て涙が出た。
というのも、長男と自分は「早朝ランニング」を23年の10月ごろから開始し、それを今でも継続している。(だいたい週4、5回の頻度で走っている)
彼の日々の頑張りを間近で見てきたことが涙腺を緩くさせた原因だ。
我が子ながら、この寒い時期に朝早く(5時)に起きることだけでも大したものだと思うが、さらに、まだ真っ暗で寒い中を走るというのは大人でも結構しんどいことだ。
もちろん自分がそんなことを長男に強要しているわけではなく、あくまで長男が「走りたい」と言うので毎日感心している。(走りたい理由のひとつとして「とうやん(子どもたちにはそう呼ばれている)を独り占めできるから」と言ってくれるのが愛しすぎる!)
走る距離やペース配分も長男に決めさせて、主体性を育むことを意識している。(その日の長男の気分や体調によって走る距離を2キロ・3キロ・4キロ・5キロと走り分けている)
たまに自分に走る距離を決めさせてくれることがあるが、長男が5キロを走れるようになったので「じゃあ7キロ走ってみようか!」と調子に乗って出かけたものの途中から長男の口数が少なくなり、家に着いた頃には嫁に「どしたん?!お父さんに怒られたん?!」と心配されるほど憔悴させてしまった。
そんなこともあったので、なるべくこちらに距離を決める権利を渡さないようにお願いしている。
ここ最近の長男は「駅伝で区間賞を取る!」と、お正月に観た箱根駅伝にモロに影響されたようで、こちらも「おお!がんばれ山の神!」とかおだてながら駅伝当日まで練習を重ねた。
さて、駅伝当日を迎えた長男は朝から緊張することもない様子で、なかなか肝がすわっているなと感心させられた。
さながらその様子は試合前でも落ち着いている「井上尚弥」のようであり、今にも「自分が100%仕上げて自信がある時は、その緊張や不安すらも楽しむことができます。」とか言い出しそうな雰囲気を醸し出していた。(このセリフはインタビューに答えた井上選手のコメント)
そんな、いかにも何かやってくれそうな長男であったが、結局狙っていた区間賞は取れなかった。
ただ、誰もが苦しくなってくる後半でもペースを落とすことなく、最後のタスキを渡すところではラストスパートで全力を出し切った長男の姿を見て思わず目が潤んでしまった。
まぁ要するにただの親バカの日記なのだが、がむしゃらに頑張る姿やそれまでの過程を見ているこちらとしてはとても感慨深いものがあった。
ちなみに、この駅伝には長女(小学6年生)も参加しており、長男よりも約1分遅いタイムで走っていた。
長女は長女でよく頑張った(小学1年生の頃は持久走が嫌すぎて泣いていた)が、やはり感動の量は「頑張っている過程」を見ている量に比例することを体感した1日でもあった。
今日はここまで。