吾輩はポンコツである。
8月は大変学びの多い読書ができた。
早速紹介していこう。
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1冊目:『面白いとは何か? 面白く生きるには?』
【ちょこっと感想】
吾輩の人生の目標が「面白くて元気なおじいちゃんになる!」なので、そもそもの「面白さとは何か?」ということについて理解を深めたいと思って読んだ一冊。
「面白い」という言葉は日常で様々なケースで使われており、以下のようなケースが紹介されている。
可笑しい: 笑いを誘う面白さで、漫才や落語などが該当する。
興味深い: 知的好奇心を刺激する面白さ。
珍しさ: 珍しいものに出会ったときの面白さ。
夢中になる: 何かに没頭しているときの面白さ。
満足感: 自分にとって好ましい状態であることからくる面白さ。
言われてみると確かに「面白い」という一言をこのような意味で自分も使っていることがわかる。
とはいえ、人によって「面白い」と感じるポイントはそれぞれで異なっているため、皆から面白がられるのは難しい。
なので、吾輩の場合は自分で自分を面白がれる生き方をしていこうと思う。
2冊目:『「働き手不足1100万人」の衝撃』
【ちょこっと感想】
これは読んでよかった。
日本が抱えている課題について教えてくれている。
「人手不足」は確実に加速していくことがわかっているので、このまま業務効率化が行われなければ、生活のあらゆるところに影響が出てきてしまう。
社内のDX化などが全然進まない職場などでよく聞かれる「DXって何?」みたいな会話をしているようでは、その職場には未来が無いことがよくわかる。
労働力が不足することで、これまでの「会社が労働者を働かせる」という図式が逆転し、「労働者に働いていただく」という労働者ファーストの状態になってくる。
労働者にとっていかに「働きやすい職場」を作れるかが企業にとっては課題になってくると同時に、労働者のモラルの低下にも気をつけなければならなくなっていくだろう。
3冊目:『大丈夫、あのブッダも家族に悩んだ』
【ちょこっと感想】
吾輩は幸いなことに家族関係で悩んだことはなかったが、大人になってから家族関係に悩んでいる人が多いことを知った。
ブッダが「家族に悩んだ」というイメージはなかったので読んでみたが、“親の呪縛”のようなものに囚われている人が多いんだと思う。
「親だから」などといった「当たり前に大切にしなければならない関係」だと刷り込まれている人にとって、本書を読むことでブッダも空海も、その他の偉大な僧侶たちも全員親との関係を断ち切って出家していることがわかる。
かといって、そういった人たちのことを「親不孝者」とは言わないので、どうしても理解し合えない親との関係であれば、無理をせずに断ち切ってしまってもなんら道徳的にも問題ないのである。
4冊目:『我慢して生きるほど人生は長くない』
【ちょこっと感想】
鈴木裕介さんの著書『我慢して生きるほど人生は長くない』は、心療内科医としての視点から、現代社会で多くの人が抱える「生きづらさ」や「我慢」に焦点を当て、自分らしく生きるための方法を提案してくれている。
吾輩も38歳になって、人生なんて“あっという間”であると実感している。
人間誰もが永遠に生きられるわけではなく、限られた時間しかこの世に存在できないことを考えると、本書のタイトルの通り我慢などしている暇なんてないのである。
主なテーマと内容
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自分らしい人生の重要性: 他人の価値観や社会のルールに縛られず、自分自身の価値観に従って生きることが大切。
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人間関係の見直し: 好ましい人間関係を増やし、不快な関係を減らすことで、自分らしい人生を取り戻すことができる。
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境界線の意識: 自分と他人の間の境界線を守ることが重要であり、他人からの「ラインオーバー」に敏感になるべき。
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罪悪感と自己受容: 罪悪感は自己中心的な感情であり、ありのままの自分を受け入れることで克服できる。
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職場での人間関係: 職場での不健全な人間関係も見直し、必要ならば転職も視野に入れるべき。
- 人生を終えるその瞬間に、「自分の人生を生き切った!」と胸を張り、自分を誇れるような生き方をしたいものだ。
5冊目:『奉仕するリーダーが成果を上げる! サーバント・リーダーシップ実践講座』
【ちょこっと感想】
これは、めっちゃ参考になった本。
軍隊などのような支配型(君臨型)のリーダーには、もう人はついていかない。
「いいからやれ!」「口答えするな!」「会社を批判してるのか?!」
このような言葉が口癖のリーダーからは人が離れていき、組織も崩壊していくことがよくわかる。
働く人々の価値観が多様化し、みんながみんな「出世したい」と思っているわけではない現在、リーダーの資質が今まで以上に問われる時代になっている。
人手不足が深刻化していくことがわかっている中で、“お粗末なリーダー”を置き続ける組織は非常に危機的な状況なのである。
高校野球などでは、良い指導者によって組織が見違えるように強くなっていく事例を見ることができるが、それぐらいリーダーシップというものは大切なのである。
もはや「リーダー選びの誤りは経営の誤り」だと言えるのではないだろうか。
その誤りを「部下に言うことを聞かす!」「絶対達成させる!」などといった研修をすることで正そうすると、もっと事態は悪化していくことになるだろう。
6冊目:『性の歴史』
【ちょこっと感想】
人間にとって「性」は切り離せない問題だ。
古くから人間の3大欲求として食事・睡眠と並び重視されているものの、性に関する話題は公の場での会話や議論はタブー視されている風潮がある。
本書では人間という生き物が性に対してどれだけ興味を持ってきたか、どのような時代にどのようなプレイが行われてきたかなどといったことが書かれている。
また、歴史上の人物の性にまつわるエピソードなどが散りばめられているのも興味深い。
吾輩は、「充実した性生活は人生を謳歌するうえでも欠かせない」と考えている人間なので、同じように考える人にとっては参考になる本だと思う。
同性同士の会話の際に、この本から得た性に関する雑学を話せば盛り上がりそうである。
7冊目:『凡人のためのあっぱれな最期 古今東西に学ぶ死の教養 』
【ちょこっと感想】
著者の妻が癌で亡くなった経験を基に、死生観を探る作品。
妻の泰然とした最期を、古今東西の文学や哲学を通じて考察されている。
普通の人間として生きた妻の「あっぱれな最後」を知ることで、同じように普通のポンコツ人間の吾輩でも「あっぱれな最後」を迎えられるような気がしてくる。
あっぱれな最後を迎えるためには、仏教的な世界観が自分にとってはしっくりくるので、改めて仏教についてまた学びを深めてみようと思う。
今日はここまで。